新村准教授が、令和2年度の文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞しました。受賞タイトルは「音声コミュニケーションの制御機構の解明と応用に関する研究」です。
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受賞内容の概要:
ほとんどの動物は、生まれながらに「ワン」や「ニャー」と鳴ける先天的発声を示すが、先天的発声からヒトの言語学習に至るまで、発声の背後にある分子機構は、いかなる生物においても明らかにされておらず、また音を用いた応用研究も限定的だった。本受賞研究では、ニワトリの「コケコッコー」をモデルとし、発声の制御機構を分子の言葉により初めて説明すると共に、母鶏の発声と行動を模倣したロボットを構築し、ヒナの行動を自在に操るインテラクション技術を開発した。本研究成果は、発声の分子機構の解明と応用を実現したものであり、今後、ヒトが携帯電話と会話するSiriのように、音を使って動物とコンピューターが対話するAnimal Computer Interaction技術を実現する基盤となることが期待される。
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